警鐘 alarm bell 2004 6 29

盲目とは、目が見えない人のことを言う。
しかし、現代の日本人の多くが、盲目である。
本当の盲目とは、真実が見えず、真実がわからない人のことを言う。
だから、たとえ目が見えなくても、真実が見える人は盲目ではない。

なぜ、こうなったか。
それは、メディアにも責任があると思う。
日本のメディアは、当たり障りのないことを報道する。
これが、報道姿勢である。
基本的に、戦前の大本営発表と、あまり変わっていない。
だから、国民が盲目になってしまったと言える。
もちろん、国民にも、責任がある。
中途半端に豊かになってしまったので、現状に満足してしまい、
日々、娯楽やスポーツに夢中となっている。
国民は、忘れてしまったのだ。
民主主義国において、
政府とは与えられるものではなく、自分たちが作っていくものである。
それを忘れている、いや知らないかもしれない。
そういう意味では、日本において、本当の民主主義はない。
国民は、戦後に比べれば、豊かになった。
だから、現状には、満足していると言うかもしれない。
しかし、国民は、忘れてしまったのだ。
「物質的な豊かさ」と「精神的な豊かさ」の違いを。
本当の豊かさを知る人は、こう言うだろう。
現代の日本人は、貧しい。


















































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